MGL~エッセイ~

MY GARDENに関する雑文

もうすぐ春

以前は冬の屋外は全く花がない状態でした。さざんかや椿もなく、常緑の木も少ない私の庭は冬はほんとに何も見るべきものがありませんでした。

今はポット苗で買ってきたパンジーユリオプスデージーなど寒さに強い花が植わっていますが、それでも、やはり寂しいことに変わなく春が待ち遠しくてしょうがありません。

待ちに待った春がもうすぐそこにきてるよ、と教えてくれる花には、やはり特別な思い入れがあります。

私の庭でその役目をしてくれるのは、可憐で清楚な水仙の花です。毎年ひな祭りにはこの花が咲いていて、桃の花と一緒に生けます。ハサミを入れてますと、水仙のいい香りがして、ああもうすぐ春だな、と感じるのです。

実は、この花は我が家に1番先に根を下ろした花です。今の家に引っ越してきた時、何もないのは寂しいだろうと母が実家で野生化していた水仙(上の画像)を蕾が付いたまま掘りあげて、持ってきて植えたのです。厳寒期の植え替えは水仙にとっては酷なことですが、立派に花を咲かせました。

私は慣れない土地で暮らしていく不安を抱えていましたが、励まされたような気がしたことを憶えています。

水仙はその後15年間で増えつづけ、毎年、その香りでもうすぐ春だよ、と知らせてくれています