MGL~エッセイ~

MY GARDENに関する雑文

狭くても庭

私の庭は「庭」と呼ぶにはあまりにも狭いのですが、ベランダのプランターひとつでも植物が安らぎを与えてくれるなら、庭と呼んでもいいのではないかと思うので、私のお気に入りのあの場所を(わずかな植栽スペースですが)庭と呼んでいます。

漬物樽やさかなのトロ箱に植えられた花にでも私たちは感動することができます。それが、レンガ積みの花壇だったり、デッキにおかれたテラコッタの鉢だったりすると、もっと感動するでしょう。ガーデニングブームは町の景観を変えました。ママチャリでの買い物帰り、ちょっと遠回りして新興住宅地を通り抜けるのは私の楽しみのひとつです。色とりどりの花、工夫された植栽。新しい園芸品種。園芸資材。さながら見本市のような様相で飽きることがありません。

翻って、わが庭は、なんと、とりとめもなく雑多な植物が無計画に植わっているのでしょう。冬の間に計画を立てても、如何せん、どこに何が植わっているか、私自身把握できていないため、春になって「あれ、こんなところにチューリップ植えたっけ?」ということになってしまうのです。

いつのころからか、雑誌に出てくるようなおしゃれな庭は諦めました。子供のおもちゃが転がっていたり、洗った上靴が木の枝に引っ掛けてあったりする庭でいいと思うようになりました。自分のライフスタイルに合わないガーデニングはシンドイですから。幼い子供が思う存分土遊びができるようにと、可能なかぎり土を残しました。

その結果として、草むしりの大変さと引換えに私が得た様々な出来事についてかきとめておきたいと思います。